2020.02.21

スキー競技 フッ素配合WAX使用禁止

来シーズンから本格的にフッ素配合ワックスを使用禁止にすると発表スキー・スノーボードワックスについての自然環境や人体への悪影響はもう何年も前から言われて居る事だが、
スキー業界も今回ばかりは無視できない状況になってきたのではないかと感じる。
以下は11月23日付にプレスリリースされたFISからの記事である。
来シーズンから本格的にフッ素配合ワックスを使用禁止にすると発表


先日ドイツのコンスタンツで行われたFISの秋季ミーティングで、実にこのスキー業界にとって大きな混乱を
招き兼ね無い事案が発令された。
クロスカントリースキー、ノルディック・コンバイン、スキージャンプ、アルペン、スノーボード、フリース
タイル、そしてフリースキーの全競技でフッ素配合ワックスの使用禁止が発表された。
「フッ素配合ワックスの使用は、地球環境と人体の健康にマイナスな影響を及ぼす事が示されている為、2020/2021のFIS全競技での使用を禁止する」という内容がFISからのプレスリリースで明らかになった。
「FISエキスパート、Atle Skaardal (アルペンスキー)とPierre Mignerey (クロスカントリースキー)率いるFISの専門ワーキングチームを結成し、今後、スキーとワックス両業界へ
の管理体制・手順および規制について話し合うとのこと。
この新生ワーキンググループは非常に困難で大変な任務に当たることは間違いなく、今後、様々な関係者からの
対応を迅速に対応する事が求められる。
「総体的には、いい方向に進んでいる。(エコに対する)本来の意味を今後はより深く理解できる様になるとい
い。」とカナダ代表コーチ、Erik Bråtenは語る。(ワックスの件についての会議の前のコメント)
「北京オリンピック開催前にこの発表は驚いた。まぁ、いつかはこのことに対する事案は大きな問題になるとは
思っていたが・・・この事案を躊躇なく決めるFISの姿勢は大したものだと思う。まぁちょっと見てみましょうよ。
構えず、楽観的にみましょう。そうすれば(こういった強行突破事案は)必ず失敗に直面し、また新たな課題が見
つかるはずだ。」